田原市博物館で企画展「海から広がる渥美半島展」を開催中です
田原市博物館からお知らせです。
現在、田原市博物館では企画展「海から広がる渥美半島展」を開催中です。これをご覧の多くの皆さまの故郷である渥美半島は海に細長く突き出した形をしています。この半島の成り立ちから、縄文時代から現在に至る人の営みまで、この渥美半島の歴史は海と深く結びついて成り立っています。
この企画展では、「海から広がる」をテーマに、渥美半島の人々がどのように海と生きて、海を生かしてきたのかを渥美半島や、その周辺地域(三河湾沿岸、知多半島、伊勢志摩)に残る資料を広く展示しています。石灰岩や30万年前に生きた貝の化石、東大寺に行くはずだった伊良湖産の瓦やおなじみ流れ寄るヤシの実、一昔前の渥美半島でおなじみだった地引網や海苔の養殖にあさり採り、昭和30年ごろまで田原や福江の港で行われていた小船による物資のやりとりの資料や、漁船や荷船で詣でた船参宮の写真など、本当に幅広く渥美半島の海の歴史を取り上げています。田原港は田原のまちなか、船倉橋のすぐ北側にあったことや、福江港から名古屋港まで行く船があったのはご存じですか?
現在渥美半島にお住まいの方は地元の歴史の再確認に、離れたところにお住いの方は渥美半島を訪れつつ田原市博物館にお越しください。
なお、11月3日(祝)13時30分からは木村による展示説明をさせていただきます。展示内容を早く理解した方にはとてもおすすめです。
また、同6日(日)には親子向けジオツアーとして、本企画展ゆかりの場所をバスで回ります。こちらもお申込みをお待ちしています。
詳しくは下記リンク先をご覧ください。
https://www.city.tahara.aichi.jp/kosodate/kyoikubunka/1001136/1009626/index.html
田原市博物館 木村 洋介(高49卒)