太田洋愛の展覧会が国立科学博物館で開催されます
植物の姿を忠実かつ特徴を生かして描き出す植物画(ボタニカルアート)の第一人者であり、その普及啓発に努めた太田洋愛(1910~1988)の展覧会が国立科学博物館で開催されます。
太田洋愛は現在の田原市田原町出身で成章中学校を卒業した、我々の大先輩です。洋愛は生前、植物の中でも特に桜を好み、花の時期には日本中を巡ってスケッチをしていました。その集大成となるのが『日本桜集』(1973)です。本展覧会では、『日本桜集』に掲載された洋愛の桜の原画が一堂に会します。これらの原画はその学術的、芸術的貴重性から遺族の寄贈を受けて国立科学博物館が所蔵しています。
洋愛の展覧会は2021(令和3)年に地元・田原市博物館でも開催されました。このときにも、国立科学博物館から桜の原画を多く借りているのですが、今回は国立科学博物館の展示です。どちらかといえば、科学的な観点から、より洋愛の作品に迫るのではないかと期待しています。また、田原市博物館の企画展をご覧になれなかった皆様には、成章の大先輩の作品と業績をご覧になるよい機会だと思います。この機会に足を運んでみてはいかがでしょうか。
詳しくは下記リンクをご覧ください。会期は2023(令和5)年3月14日(火)~4月9日(日)となっております。
https://www.kahaku.go.jp/event/2023/03BotanicalArt/
(国立科学博物館ウェブページより)