田原市博物館企画展「日本ボタニカルアートの巨星 太田洋愛展」の開催について
田原市博物館では、来る10月2日(土)から植物画家・太田洋愛の企画展を開催します。太田洋愛は成章高校の前身である成章中学校を1929(昭和4)年を卒業した、我々の大先輩に当たる人物です。田原市博物館からこの企画展を紹介したいとのことでしたので、以下に掲載します。
太田洋愛(1910~1988)は田原市出身の日本を代表する植物画家で、戦後日本の教科書や百科事典、図鑑等の植物の原画を多く描いた人物です。また、桜に魅せられ、毎年桜の開花時期に日本各地を写生して巡り、大井次三郎博士との共著で1972(昭和47)には図譜『日本桜集』にまとめました。このさなかに岐阜県の白川村で新種の桜を発見し、彼の名を取って「オオタザクラ」と命名されています。
今回の企画展は、太田洋愛をおそらくこの地域で初めて大きく取り上げるものです。対象を精確に、かつ科学的に描きとることを前提とする植物画から生まれた洋愛の芸術の世界をお楽しみください。
なお、本企画展には、愛知県立成章高等学校創立120周年記念事業実行委員会のご協力を物心ともに賜っています。この場を借りてお礼申し上げます。田原市博物館